NISA SCHOOL

独学で資産形成を目指すスクール

米国債利回り上昇で、フォリオ・ロボプロのポートフォリオはどう変化した?

執筆者:NISA SCHOOL 永松 龍一郎Udemy認定講師

※本サイトでは広告を利用しています

ロボプロ,米国債利回り上昇時の対応

ご存知のように、ロボプロ(ROBOPRO)は、AIによるマーケットデータを活用し、長期に加え短期パフォーマンス向上を目指したロボアドバイザーです。

 

2021.2.25に米国債10年の利回りは1.532%と、対前日比+0.152%と大幅に上昇しました。

それに伴い、グロース株を中心とした米国株が下落しました。

NYダウは対前日比-1.75%、NASDAQは対前日比-3.52%でした。

グロース株の代表の一つ、テスラ(TSLA)は2021.2.25終値が682.22ドルと-8.06%と大幅に下落しています。2021.2.19の終値が781.30ドルから、99.08ドルも下落しています。

 

フォリオ・ロボプロのメリットは、こうした市場の変化をいち早く予測・察知し、最適なポートフォリオを導き出せる点です。

今回、ポートフォリオに変化が見られました。

 

「ロボプロを始めるか、まだ迷っている」、「ロボプロのポートフォリオを参考に資産管理したい」と思っていませんか。

そのようなあなたのため、米国債利回り上昇・米国株下落時における、フォリオ・ロボプロのポートフォリオ変化をまとめています。

 

 

更新履歴

  • 全体を見直しました。[2022.1.16]

 

 

米国債利回り上昇とフォリオ・ロボプロのポートフォリオ変化

ロボプロは、大きく分けて以下4つの資産分類のETFで、ポートフォリオが形成されています。

  • 株式:米国株、新興国株、先進国株(日欧株)
  • 債券:米国債、新興国債券、ハイイールド債
  • 不動産:米国リート
  • コモディティ(金)

 

2020.11.3~2021.2.26までのポートフォリオ推移は以下の通りでした。

資産 2020年 2021年
11.3-11.23 11.30-12.28 1.4-1.25 2.1-2.22 2.26
株式 28.83% 53.83% 65.23% 64.58% 68.64%
債券 21.17% 7.98% 15.70% 23.07% 24.55%
不動産 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00%
50.00% 38.19% 19.07% 12.34% 6.81%

 

2020年11月末、2020年12月末、2021年1月頭、2021年2月頭、そして、2021年2月末にポートフォリオが変化していました。不動産は2020.11.3からずっと0.00%でした。

ポートフォリオの変化を見ると、他のロボアドバイザーとの違いが良く分かるかと思います。

 

以下は、米国債(10年)の利回りのチャート(日足)です。[2021.2.26時点]

緑枠のあたりが、ロボプロのポートフォリオが変化した時期です。

利回りは、2020年12月末の0.925%から、2021年2月末には1.532%と0.5%~0.6%ほど上昇しました。

米国債利回りチャート

[出典:SBI証券]

 

以下は、米国債利回りとロボプロの変化の大きかった資産の比率を示したものです。

  米国債利回り ロボプロ比率
債券
2020年 12.28 0.925% 7.98% 38.19%
2021年 1.4 0.916% 15.70% 19.07%
1.25 1.031% 15.70% 19.07%
2.1 1.077% 23.07% 12.34%
2.22 1.362% 23.07% 12.34%
2.25 1.532% --- ---
2.26 1.437% 24.55% 6.81%

※米国債利回りは、現地時間の終値

 

ロボプロでは、2020.12.28→2021.1.4にかけて、金の比率を19.12%と大きく下げ、株式と債券の比率が上げていました。債券の比率は、7.72%上げていました。

その後、2021.1.11には米国債利回りは、1.143%まで急上昇しました。

ロボプロAIが先回りして債券の比率を高め、利回り上昇を予測していたと考えられました。

 

ロボプロでは、2021.1.25→2021.2.1にかけて、金の比率をさらに6.73%下げ、債券の比率を7.37%と大きく上げていました。

この期間に、米国債利回りは1.031%まで一時的に下がっていました。

その後、2021.2.22には米国債利回りは、1.362%まで急上昇しました。

こちらも、ロボプロAIが先回りして債券の比率を高め、利回り上昇を予測していたと考えられました。

 

ロボプロでは、2021.2.22→2021.2.25にかけて、金の比率をさらに5.53%下げ、株式と債券の比率が上げていました。債券の比率は、1.48%上げていました。

 

2021.2.26には、米国債利回りは1.437%まで前日より若干下がりました。

 

2020.12.28~2021.2.25までのロボプロのポートフォリオは、少なくとも米国債利回りの上昇を少し前に察知している可能性がありました。

 

2021.3.1以降、1週間くらいは毎日ポートフォリオをチェックして、こちらの記事でまとめていこうと考えています。

 

2021年3月以降のフォリオ・ロボプロのポートフォリオ変化

米国債利回りの上昇を受け、2021.2.26にポートフォリオが変化しました。

どのような変化があるのか確認するため、以下に、3.1以降のロボプロのポートフォリオと米国債(10年)の利回りの変化をまとめています。

資産 2.25 2.26 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5
株式 --- 68.64% 68.64% 68.64% 68.64% 68.64% 68.64%
債券 --- 24.55% 24.55% 24.55% 24.55% 24.55% 24.55%
不動産 --- 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00%
--- 6.81% 6.81% 6.81% 6.81% 6.81% 6.81%
米国債利回り(10年)* 1.532% 1.437% 1.425% 1.403% 1.483% 1.562% 1.566%

*現地終値ベース

 

2021.3.7時点、米国債利回りは、1.566%(対前日比+0.004%)でした。ロボプロのポートフォリオに変化は見られませんでした。

 

 

まとめ

ロボプロは、米国債利回り上昇を事前に察知して、金の比率を大きく下げ、債券比率を大きく上げていました。

ロボプロのメリット通り、市場の変化をいち早く予測・察知し、最適なポートフォリオを導き出せていると思われました。

最新ポートフォリオをいち早く確認したい場合は、公式ページから無料で見れます。

 

その他、ロボプロに関するトピックは、「AI搭載ロボアドバイザー フォリオ・ロボプロの資産運用ガイド」でまとめていますので、ご覧ください。

 

 

関連記事

最新キャンペーンはコレ!FOLIO(フォリオ)ロボプロの口座開設方法

 

 

下落相場時にも強いロボアドバイザーをお探しなら

FOLIO ロボプロ,公式ページフォリオ・ロボプロは、AIによるマーケットデータを活用し、長期に加え短期パフォーマンス向上も目指したロボアドバイザーです。
プロ仕様のAIを搭載しているにも関わらず、手数料は1%(税抜)とリーズナブル!
まずは、ロボプロで資産運用するメリットをチェック!

公式ページはこちら

© FOLIO