投資信託の積立日は、毎日、毎週、毎月のどれを選んだらよいのか?

2017年半ばから各証券会社において、投資信託の積立購入日の設定が、「毎日」、「毎週」、「毎月」から選べるようになりました。これまでは毎月〇日とボーナス月の設定しかできませんでした。

選択できるようになったことで、「どの方法で積立投資したら良いんだろう?」と逆に悩んでしまっている方はいないだろうか?そんなアナタのために、ニーサスクールでのオススメと、基準価額(投資信託の値段)の変動パターンに合わせたシミュレーションしたデータを提供します。

1 ニーサスクールでのオススメ

結論から言えば、一番何も考えなくて良いのが「毎日設定」です。

これまで月1万円積立設定している方は、毎日500円に積立変更しましょう。証券会社が営業日の日しか注文されませんので、おおよそ毎月20営業日。そのため、10000円/月÷20営業日=500円/日という計算になります。毎月アナタが投資しようとしている金額を20で割った金額を毎日の積立額に設定しましょう。

長期投資をする上でリスク分散する方法に、「投資期間を分散させる」というものがあります。私たちは、投資信託の値段が上がるのか、下がるのか予想することはできません。例えば、1年間で100万円投資しようとしている人が、一回で投資信託を購入するよりも、10万円を10回に分けて購入する方がリスクが少ないと言われています。これは、ドルコスト平均法と言われているものです。詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

このドルコスト平均法を究極的に行っているのが、毎日積立設定です。1回より10回、10回より100回に分ける方がリスクは分散されます。毎週、毎月でも十分にリスク分散にはなっていますが、究極的に分散させたいという方は毎日に設定するのが最も良いと考えています。

一つデメリットではないですがお伝えしておきたいことがあります。それは、投資信託の購入履歴の書いた電子文書が、毎日お知らせボックスに届きます。何かいっぱい来ているがと思うかもしれませんが、気にしなくて良いです。

2 基準価額の変動パターン別シミュレーション

基準価額の4つの変動パターンにおいて、毎日、毎週、毎月で積立を行った場合に損益が1ヶ月でどのようになるか、シミュレーションしてみました。

変動パターン

  1. 右肩上がりのパターン
  2. 右肩下がりのパターン
  3. 下がって上がるパターン
  4. 上がって下がるパターン

購入パターン

  1. 毎日購入(1日~28日、毎日1000円購入する)
  2. 毎週購入(7日、14日、21日、28日に毎週7000円購入する)
  3. 毎月購入(1日に28000円購入する)

2-1右肩上がりのパターン

シミュレーション条件は、1日目の基準価額を10000円として毎日100円ずつ上がると仮定しました。28日目の基準価額を12700円です。28日目の時点で比較しました。

表1のような結果になりました。毎月、毎日、毎週の順に利益が大きくなりました。右肩上がりの場合は当然ですが、最も基準価額が低い1日に購入すると、利益が大きくなります。

表1:右肩上がりパターン

  毎日 毎週 毎月
元本(円) 28000 28000 28000
購入口数(口) 24783 24141 28000
平均購入単価(円/1万口) 11298 11599 10000
評価額(円) 31474 30659 35560
損益(円) +3474 +2659 +7560

 

2-2右肩下がりのパターン

シミュレーション条件は、1日目の基準価額を10000円として毎日100円ずつ下がると仮定しました。28日目の基準価額を7300円です。28日目の時点で比較しました。

表2のような結果になりました。毎週、毎日、毎月の順に損失が少なくなりました。右肩下がりの場合は当然ですが、最も基準価額が高い1日に購入すると、損失が大きくなります。

表2:右肩下がりパターン

  毎日 毎週 毎月
元本(円) 28000 28000 28000
購入口数(口) 32642 33830 28000
平均購入単価(円/1万口) 8578 8277 10000
評価額(円) 23829 24696 20440
損益(円) -4171 -3304 -7560

 

2-3下がって上がるパターン

シミュレーション条件は、1日目の基準価額を10000円として、1日~14日まで毎日100円ずつ下がり、15日~28日まで100円ずつ上がると仮定しました。28日目の基準価額を10100円です。28日目の時点で比較しました。

表3のような結果になりました。毎週、毎日、毎月の順に利益が大きくなりました。下がった時点で購入できている、毎週と毎日は平均購入単価が低くなり、その分基準価額が元に戻ったときに、プラスに転じやすいです。

表3:下がって上がるパターン

  毎日 毎週 毎月
元本(円) 28000 28000 28000
購入口数(口) 29829 29867 28000
平均購入単価(円/1万口) 9387 9375 10000
評価額(円) 30127 30166 28280
損益(円) +2127 +2166 +280

 

2-4上がって下がるパターン

シミュレーション条件は、1日目の基準価額を10000円として、1日~14日まで毎日100円ずつ上がり、15日~28日まで100円ずつ下がると仮定しました。28日目の基準価額を9900円です。28日目の時点で比較しました。

表4のような結果になりました。毎月、毎週、毎日の順に損失が小さくなりました。

表4:上がって下がるパターン

  毎日 毎週 毎月
元本(円) 28000 28000 28000
購入口数(口) 26440 26470 28000
平均購入単価(円/1万口) 10590 10578 10000
評価額(円) 26176 26205 27720
損益(円) -1824 -1795 -280

 

3 まとめ

シミュレーションを見てみて、どう思いましたか?「結局どれが良いのかわからない」という結論ではないでしょうか。そうなんです。長期投資では、これらの計算をいくら考えてもあまり意味がありません。それよりも積立投資を継続することや、損をしにくい投資信託の選び方を学ぶことが大切です。それゆえ、一番考えなくて良い毎日設定をニーサスクールではオススメしています。