積立ニーサ口座とニーサ口座の違いを比較|おさえておきたい6つのポイント

積立ニーサ(nisa)口座が2018年1月からスタートします。ようやくニーサがわかるようになったと思ったら、また新しい制度?ニーサ口座との違いは何?と気になることでしょう。

そんなあなたのために、長期投資オンラインスクール・ニーサスクールがわかりやすく解説します。

ニーサ口座について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

1 積立ニーサ口座の6つのポイント

時間がないあなたは、この6つのポイントだけ読んでおいてください。

きちんと理解したいというあなたは、2.以降に丁寧な説明をしていますので読んでください。

ポイント

  1. 日本に住む20歳以上の方が積立ニーサ口座を作れる
  2. 運用利益(儲け)に対して税金がゼロ
  3. 積立ニーサ口座かニーサ口座のどちらか一方のみ
  4. 積立ニーサ口座は、1年間で40万円まで投資できる
  5. 積立ニーサ口座は、基本20年間は税金がかからない
  6. 投資できる商品は、要件を満たした投資信託のみ

 

ポイントの1と2はニーサと同様の特徴です。ポイントの3~6がニーサと違う特徴です。

積立ニーサ口座とニーサ口座はどちらか一方しか開くことができません。その特徴を理解して、どちらが自分に適しているか考えてみましょう。時間のない方は簡単に理解しておきましょう。ニーサ口座は1年間で最大120万円、月に換算すると10万円積立投資できます。一方、積立ニーサ口座は1年間で最大40万円、月に換算すると約3万3千円積立投資できます。

税金がかからない期間について、ニーサ口座は5年(ロールオーバーという手続きをすれば10年)です。積立ニーサ口座は、長期投資を前提としていますので、その期間は20年です。

投資できる商品について、ニーサ口座では株式・ETF・投資信託と幅広かったです。一方積立ニーサ口座は、長期投資を前提としていますので、投資信託それも一定の要件を満たした投資信託のみと限定されます。

以上が積立ニーサ口座のポイントを簡単にまとめたものです。きちんと理解したいというあなたは、2.以降に丁寧な説明をしていますので読んでください。

2 日本に住む20歳以上の方が積立ニーサ口座を作れる

ニーサ口座と同様に積立ニーサ口座は、2017年8月時点では日本に住んでいる20歳以上の方が活用することができます。ぜひ長期投資を始めるときには、十分に活用しましょう。

3 運用利益(儲け)に対して税金がゼロ

こちらもニーサ口座と同様の特徴です。

図1を例に見ていきましょう。積立ニーサ口座で、あなたが2018年1月から2037年12月まで積立投資するとしましょう。積立ニーサ口座は1年間で40万円まで投資できるので、月3万円ずつ1年で36万分投資したとしましょう。20年間積立投資するので、合計720万円(36万円x20年間)が元本になります。

20年後の2037年に720万円は150万円まで値上がりました。あなたの運用利益(儲け)は666万円でした。あなたは、20年後にこの商品をすべて売りました。あなたは積立ニーサ口座で運用していたので、利益の666万円には税金がゼロで、あなたは1386万円をそのまま受け取ることができました。

一方、課税口座(一般/特定口座)で運用して20年後に同じように売った場合はどうでしょうか。このときの利益も666万円です。この666万円には、税金が約20%(正確には20.315%(2017年8月時点))かかります。あなたは、666万円×20%=133万円もの税金を支払いました。その結果、あなたが受け取れた金額は、積立ニーサ口座よりも133万円少ない、1253万円でした。

このように、ニーサ口座と同様に積立ニーサ口座を使っていると、本来利益に対してかかる税金がゼロになるということです。これが最大のメリットです。

図1

4 積立ニーサ口座かニーサ口座のどちらか一方のみ

この点は特に注意してください。積立ニーサ口座を開くか、ニーサ口座を開くかどちらか一方しか選ぶことができません。両者の違いを比較して、あなたにとってどちらがメリットがあるか検討してみましょう。もし必要であれば当スクールでも相談を受け付けています。

すでにニーサ口座を開いている方は、積立ニーサ口座にしたい場合は切替手続きが必要になります。

SBI証券では、「非課税口座異動届出書」等の書類を2017年10月以降提出する必要があります。詳細な受付開始時期はまだ決まっていないとのことです。[2017.9.2時点]

楽天証券でも、詳細な手続きについてはまだ決まっていないようです。[2017.9.2時点]

5 積立ニーサ口座は、1年間で40万円まで投資できる

ニーサ口座は、1年間で120万円まで投資できます。一方、積立ニーサ口座は1年間で40万円です。これは長期投資(投資信託による積立投資)を前提としているために設定された金額です。1年間で40万円ということは、1ヶ月で3万3千円積立投資ができます。これだけあれば、会社員や自営業の方が投資するには十分です。

6 積立ニーサ口座は、基本20年間は税金がかからない

ニーサ口座は、基本5年間儲けに対して税金がかかりません(図2)。例えば2016年に120万円分投資した場合、2020年までに売却すると、その儲けに対して税金はゼロです。同様に2017年に投資した分は、2021年まで税金がゼロです。

一方、積立ニーサ口座は20年間税金がかかりません(図3)。例えば2018年に40万円投資した場合、2037年までに売却すると、その儲けに対して税金がゼロです。同様に2019年に投資した分は、2038年まで税金がゼロです。積立ニーサ口座は長期投資が前提として設定されているので、20年と長期間非課税優遇を受けることができます。

図2

図3

7 投資できる商品は、要件を満たした投資信託のみ

ニーサ口座は、投資信託だけなく株式でも使うことができました。一方、積立ニーサ口座は、投資信託のみ(一部ETFを含む)です。投資信託は現在約5000商品ありますが、その中から金融庁が決めた基準を満たす商品のみ積立ニーサ口座で購入することができます。

金融庁から下記のようなポイントが掲示されています。

  • 長期投資に向かない商品は除外
    信託期間が短いものや、毎月分配型といういうものは×
  • 値動きの大きい複雑な商品も除外
    複雑な商品や手数料が高すぎるものは×

明らかに長期投資を前提とした商品のみを選別しています。私たち買う側にとっては良心的です。

8 まとめ

積立ニーサ口座の6つのポイントは理解できましたか?いよいよ2018年1月から積立ニーサ口座がスタートします。

ニーサ口座を使うのが良いのか、積立ニーサ口座を使うのが良いのかの検討に役立てていただければ幸いです。